今夜、どこへ行く?
盛岡3クラブの今夜、全国のイベント、岩手のカルチャーマップ。
今月のイベント
カレンダー
アーカイブ
3つのクラブ
盛岡のクラブはこの3つ。
今夜、どこへ行く?
盛岡の夜への入口。気になるところから、どうぞ。
回して、鳴らす。
2台のデッキに1曲ずつ。①②で再生、ドラッグで回転。
※ログイン無しは約30秒プレビュー。フル尺はSpotifyログイン時。
岩手カルチャーマップ
クラブ・バー・スケート・ファッション・レコード・カーショップを一枚の地図に。ピンにカーソルを合わせると店名と詳細が出ます。下のチップでカテゴリを絞り込めます。
全国イベントマップ
HIP HOP・REGGAE・HOUSEを中心に、全国のイケてるイベントをキュレーション。キャパ3万人以下、ドームツアーは対象外。
盛岡カルチャーガイド
盛岡のDJ MIX
盛岡・岩手のDJ/セレクターが Mixcloud・YouTube・SoundCloud に上げているMix音源をピックアップ。再生ボタンを押すとその場で聴けます。
岩手のヒップホップ
盛岡発のラップ、ビートメイカー、クルー。東北のローカルから全国へ——岩手のヒップホップは、いま確かに鳴っている。MCのライブからビートテープまで、地元で動いている音を追いかける。
※掲載は公開情報で確認できたもののみ。
盛岡・岩手のレゲエ
サウンドシステム、セレクター、シンガー。岩手のレゲエは、週末のフロアとBBQの煙の向こうで脈を打っている。ダンスホールからルーツまで、ローカルの鼓動を一覧で。
※掲載は公開情報で確認できたもののみ(一部は要追記)。
盛岡スケート・ムービー
盛岡のスケートショップ HUB.RIDESHOP が公開するライディング映像。盛岡南公園スケートパークの滑りを、大画面で。ストリートも、パークも——滑りの記録は、それ自体がカルチャー。
はじめての盛岡クラブ Q&A
「ちょっと気になるけど不安…」をほどく、夜遊びデビューの基礎知識。※店舗・イベントにより異なります。詳細は各公式をご確認ください。
フォローして最新をチェック
パーティーの最新告知は、各クラブのSNSが中心。フォローして、今夜の盛岡を逃さないで。
マガジン
カレンダーやマップでは伝えきれない、この街の夜の温度。道草ミュージック編集部の読み物。
巻頭言 — EDITOR'S NOTE
「鳴っている時間にしか、会えないものがある。」——盛岡という街には、昼の顔と夜の顔がある。駅前のロータリーを抜け、大通りのアーケードをひとつ西へ折れて、中津川の川風の匂いがふっと混じるあたり。看板の灯りがひとつ、またひとつと点きはじめると、この街はゆっくりと、別の表情に着替えていく。このマガジンは、その「着替えの瞬間」を、消えてしまう前に書きとめておくために始まった。
カレンダーは「いつ」を教えてくれる。マップは「どこ」を教えてくれる。けれど、その夜が実際にどんな温度だったのか——フロアの床がどれだけ低く揺れたか、誰のひと差しで腕に鳥肌が立ったか、終電を見送ってしまった帰り道で、何を話しながら歩いたか。そういう「手触り」だけは、どこにも残らないまま朝になって溶けていく。ストーリーズの二十四時間で蒸発してしまうその熱を、せめて文章の形で、いくらかでも掬っておきたい。それが、この読み物のたったひとつの動機だ。
三者三様の、夜
SICKth、crates、MOTHER。盛岡の夜を支える三つの場所を、同じ「クラブ」というひと言でくくってしまうのは、少しもったいない。それぞれが、まったく違う生き物だからだ。低く深いサウンドシステムで、音そのものに身体ごと浸らせてくれる夜がある。ふらりと立ち寄って、カウンター越しに次の一杯を頼みながら、知らない誰かと隣り合える夜がある。箱の広さでも、音量でも、集まる人の顔ぶれでもない——その場所が「何を大切にしているか」という流儀が、はっきりと違う。どれが正解ということはない。その日の気分で選べばいいし、三つあるということ自体が、この街のささやかな贅沢なのだと思う。
選曲は、いちばん正直な自己紹介
DJやセレクターのことを、ただ機械で曲を流している人だと思っているなら、一度、フロアのまんなかで目を閉じてみてほしい。一曲が次の一曲へと手渡される、そのわずかな一瞬。重なり合う低音や、ほんの数秒の沈黙のなかに、その人がこれまで通ってきた時間のぜんぶが滲み出る。何を聴いて育ち、何に痺れ、何をいまでも恥ずかしいと思っているか。選曲とは、言葉よりもずっと正直な自己紹介だ。そして岩手には、その自己紹介がめっぽう面白い人たちが、確かにいる。彼らが何を選び、何を選ばなかったか。その理由を聞きにいくのも、このマガジンの仕事だ。
掘るという、行為
夜の音楽は、誰かが「掘って」きたものでできている。何千枚のなかから一枚を選び、針を落とし、フロアに差し出す。その一連の手つきには、検索ボックスにキーワードを打ち込むのとは、まるで違う種類の愛情がある。盛岡には、いまも棚と棚のあいだに腰を屈めて時間を忘れる人たちがいて、その執念の先っぽが、週末の夜、確かに音となって鳴っている。なんでも便利になったこの時代に、わざわざ手間のかかるやり方を選ぶこと。その一見の不合理さのなかにこそ、いちばん格好いいものが宿っている。
夜は、昼と地続きだ
レゲエのサウンドシステムは、週末のフロアと、夏のBBQの煙の向こうで、変わらず脈を打っている。ヒップホップは、東北のローカルから全国へと、確かな熱を持って鳴りはじめている。スケーターは昼の盛岡南公園で滑り、その同じ街の夜に、クラブの扉を押す。レコード屋の棚も、古着屋のラックも、深夜まで明かりの灯る車屋のガレージも——夜遊びは、決して夜だけで完結してはいない。それは昼と地続きの、ひとつのカルチャーの「違う時間帯」にすぎないのだ。だからこのマガジンは、クラブの外側まで、遠慮なく歩いていく。盛岡の夜を語ることは、結局、盛岡という街そのものを語ることでもあるから。
顔の見える距離で
盛岡の夜の良さは、たぶん「距離」にある。DJと客の距離、店と街の距離、昨日と今日の距離。大都市の巨大な箱では味わえない、顔の見えるサイズ感のなかで、音楽と人がまざり合う。三回も通えば、誰かがあなたの名前を覚えてくれる。その小ささを、地方だからと諦めてしまうのではなく、むしろ武器として面白がること。このマガジンが追いかけたいのは、たぶんそういう温度の話だ。
はじめての夜を、こわがらないで
はじめての一回を、必要以上にこわがらなくていい。大層なドレスコードに身構えることも、常連の輪に気後れすることもない。入口で軽く深呼吸をして、いちばんいい音のするほうへ、まっすぐ歩いていけばいい。最初の一歩さえ越えてしまえば、この街の夜は、驚くほど open に出迎えてくれる。何を着て、何時ごろ行って、どう振る舞えばいいのか——そういう素朴な疑問は、「はじめて」のページに、ぜんぶまとめてある。心配は置いて、手ぶらで来てほしい。
受け継がれてきたもの
今夜のフロアは、ある日とつぜん現れたわけではない。誰かが箱を借り、重い機材を運び込み、最初のほんの数人のために音を鳴らしはじめた夜が、どこかに必ずある。続けることは、はじめることよりずっと難しい。家賃があり、近隣があり、季節の波があり、世の中の事情がある。それでも灯りを消さずにきた人たちがいて、その地道な積み重ねの上に、私たちが当たり前のように楽しんでいる「今夜」は乗っている。だからこのマガジンは、新しいものと同じくらい、長く続いてきたものにも敬意を払いたい。誰が、どんな思いで、この街に夜を残してきたのか。その記録もまた、いつか未来の誰かへの、ささやかな贈り物になるはずだから。
確かめてから、書く
最後に、編集部からの小さな約束を。このマガジンとサイトに載せる情報は、できるかぎり一次情報——公式の告知や、本人の言葉、自分の足で確かめたこと——をもとにしている。裏の取れないことは、無理に埋めず、空欄のままにしておく。話を大きく盛って、行ってみたら全然ちがった、という思いを誰にもさせたくないからだ。派手な煽り文句よりも、行った人ががっかりしない正確さのほうを選ぶ。地味かもしれない。けれど、夜の街と長く付き合っていくためには、たぶんそれがいちばん誠実なやり方だと、私たちは信じている。
正直に言えば、ここに書いてあることのすべては、案内板にすぎない。本当の続きは、あなたが実際にその場所に立って、その音を浴びた瞬間に、はじめて鳴り出す。読んで、行って、また読む——そうやって、この街の夜と長く付き合っていくための入口のひとつとして、気軽に使ってもらえたら嬉しい。次のページをめくる前に、ひとつだけ。さあ、今夜は、どこへ行く?
— 道草ミュージック 編集部
🗺️ Googleマップでこの会場の住所を表示しています。
